介護 おむつ交換 拒否

介護の現場でみあんさん大きな悩みを持っているのは
介護でおむつ交換を拒否されて困っている
ということではないえしょうか。

本人からすれば汚れたままのおむつではさぞ気持ちも悪いだろうし、ニオイも強烈です。
またそれが褥瘡(じょくそう)や尿路感染症の原因となります。

そこで
どうしておむつ交換を拒否するのか?
を考えてみましょう。

誰でもおむつ交換は恥ずかしいから拒否するのです

介護 おむつ交換 拒否

介護を受ける人にとってもっとも
恥ずかしい
屈辱的
なのがおむつ交換ではないでしょうか。
できれば介助の手は借りずに自分で用を足したいと思うのは当然です。
しかし、それもできないのですから仕方ないことなのですが、そこには大きな抵抗があります。

おむつ交換される利用者はいつもヘルパーの顔色をうかがっています

いくら仕事とはいえ、おむつ交換はヘルパーにとっても大変な仕事です。
持病のある高齢者はたくさんのお薬を服用しているせいか、高齢者の尿や便は特に強烈なニオイを放っているものです。
そんな利用者のおむつ交換の時に思わずヘルパーが顔をしかめたり、顔を背けたりしてしまいがちです。

しかし、オムツ交換さえる利用者はそんなヘルパーの表情や仕草を見逃しません。

利用者はオムツ交換の時のヘルパーの何気ない言葉遣いや表情態度にとても敏感になっていることを理解hしておきましょう。

例えば利用者が下痢をしていておむつの外にまで便が漏れてしまった時にヘルパーがうっかり
「うわっ!汚い!」
なんて言葉を発してしまうと利用者はとても大きな羞恥心を抱いてしまいます。
それどころか
鼻をつまんで「クサい!」「うわっ!汚ねえ!」
なんていう介護ヘルパーもいるくらいです。

それがどれほどおむつ交換される利用者の心を傷つけることなのかを想像できますか?

介護でおむつ交換を拒否されるなら一度自分で体験すると理由がわかる

介護ではなく看護師の方が実際におむつ交換されることを体験して
それがどれだけて恥ずかしいと感じることなのいか?
を実証されています。
これをみれば利用者さんが感じる恥ずかしさも理解ができると思います。

いかがですか?
実際におむつの交換を自分で体験してみると
おむつ交換がどれだけ恥ずかしいことなのか?
実感できると思います。
さらに実際には、自分の尿や便で汚れていますからこの何倍もの抵抗感があって当然です。

おむつ交換される相手側の気持ちを考えてあげる

ですから
もし自分ならどんあふうに介助して欲しいのか?
おむつ交換の時にはどんな声かけをして欲しいのか?
相手の立場になって考えておかなければなりません。

おむつ交換の時に利用者の尊厳を守る声かけをしよう

介護 おむつ交換

おむつ交換の時にどんな声かけをしていますか?

おむつ交換を嫌がる利用者に

下手な介護士

ほら、こんなに汚れていますよ!
汚いので早く交換しましょう!

利用者からすれば
汚れている
汚い
という言葉はマイナのイメージしかなく、自尊心を傷つけてしまうのです。
またプライドの高い利用者であれば、排泄に失敗したことを誰にも知られてたくはないはずです。

しかし、おむつ交換のことを過剰に相手に気づかうあまり、こんな声かけになっていませんか?

焦る介護士

恥ずかしですよねぇ

焦る介護士

ごめんなさいね。
ちょっとおむつを替えさせてくださいね

余りに利用者の反応を気にしすぎるのも逆効果のこともあります。

下手な介護士

「汚れているから交換しましょう」

下手な介護士

「気持ちが悪いから交換しましょう」

という声かけでは、利用者のプライドを傷つけ羞恥心を抱かせかねません。

出来るだけおむつ交換を必要とする利用者の尊厳を守り、利用者に「おむつ交換はごく普通の当たり前のこと消して恥ずかしいことではない」と感じるような態度や声賭けを行いましょう。

上手な介護士

「そろそろパンツの取り換えの時間なので交換させていただけませんか?


上手な介護士

交換するとさっぱりして気持ちよくなりますよ

「おむつ」
「おしめ」
という言葉にあまり良い印象を持つ利用者はいないので、できればあまり使わないほうが無難です。
「おむつ」「おしめ」とは言わずに「下着」「パンツ」という言葉のほうがより抵抗が少なくなります。